江戸

池波正太郎の代表作『鬼平犯科帳』 　小説家・池波正太郎の代表作のひとつである『鬼平犯科帳』は、江戸時代、市中の治安維持に活躍した火付盗賊改役・長谷川平蔵（鬼平）を主人公とした時代小説です。１９６７年から１９８９年にかけて刊行されましたが、残...

粛清された大老・井伊直弼 　安政５年（１８５８）６月１９日、江戸幕府はアメリカ総領事ハリスと日米修好通商条約を締結。長きにわたった鎖国体制に終わりを告げました。 　しかし、大老・井伊直弼が朝廷の許可を得ないまま条約締結に踏み切ったため、尊王...

田畑が広がるばかりだった江戸時代の池袋 『分間江戸大江図』（部分） 　新宿・渋谷とならぶ東京副都心として栄える池袋エリア。ＪＲ山手線や東京メトロ、東武東上線、西武池袋線のターミナル駅・池袋駅を中心に百貨店や専門店、飲食店などが集中し、一大繁...

牛若丸と弁慶が戦った橋はどこ？ 　牛若丸こと源義経と弁慶の対決――その舞台となったのが、鴨川に架かる五条大橋であることは広く知られています。 　時は、いまから約８５０年前の平安時代にまでさかのぼります。 　月が美しいある夜、牛若丸は笛を吹き...

江戸には処刑場が２つ設置された 　江戸時代、罪を犯した人々は犯罪の内容によって刑罰が科されました。 　たとえば寛保２年（１７４２）に作成された『公(く)事(じ)方(かた)御(お)定(さだめ)書(がき)』によると、正刑には死刑・遠(おん)島(...

江戸の町を焼き尽した大火 「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるように、江戸では複数の町を焼く火事がじつに１０００回近く発生した。とくに明暦３年（１６５７）の明暦の大火は、江戸の町の約６割を焼き尽くし、１０万人を超える死者を出すほどの大惨事とな...