世界史

【『キングダム』時代の戦いを早わかり⑫】偽の宦官・嫪毐の反乱、政権を握った呂不韋の最期【春秋戦国時代】

秦国内で反乱が頻発する  函谷関において、「外」における最大の脅威を退けた秦でしたが、今度は国内において乱が頻発します。その端緒となったのが、前239年に勃発した成(せい)蟜(きょう)の乱でした。  成蟜は秦王・政の弟にあたり、長(ちょう)...
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【『キングダム』時代の戦いを早わかり⑪】函谷関の戦い|楚の春申君が合従軍を率いて秦へ侵攻【春秋戦国時代】

対秦のため、再び諸国は合従軍を組織  前247年の河外の戦いののち、秦では荘襄王が亡くなり、13歳だった政(せい)が秦王として即位しました。のちの始(し)皇(こう)帝(てい)です。しかしまだ幼かったため、その政務は宰相である呂(りょ)不(ふ...
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【『キングダム』時代の戦いを早わかり⑩】魏の信陵君が合従軍を率いて秦軍を撃破。しかし秦の離間の策により、魏王に排除される【春秋戦国時代】

10年振りに魏へ帰国した信陵君  邯鄲の戦いで趙・楚・魏連合軍の前にまさかの敗北を喫した秦でしたが、その後も積極的な外征を行ない、前256年には東周を滅ぼしました。ここに、前11世紀以降、勃興した周王朝の歴史に幕が下りました。  一方、邯鄲...
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【『キングダム』時代の戦いを早わかり⑨】邯鄲を巡る戦いで3か国合従軍に敗れた秦【春秋戦国時代】

突然の趙との和議に激怒する白起  長平で趙軍を殲滅した白起は趙を滅亡させる好機であると判断し、趙の国都・邯鄲を目指して軍を進めました。  白起の進軍を前に、趙王はただ恐れおののくばかりでした。このままでは亡国への道を歩むのみ。そこで趙王は重...
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【『キングダム』時代の戦いを早わかり⑧】長平の戦いを制した秦の白起が趙兵40万を生き埋めにする【春秋戦国時代】

秦の流言飛語に騙された趙王  中原諸国を圧し続けていった秦でしたが、その中にあって一矢を報いたのが趙でした。前269年には、太(たい)行(こう)山(さん)脈(みゃく)の閼(あつ)与(よ)で繰り広げられた戦いで、趙将・趙(ちょう)奢(しょ)が...
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【『キングダム』時代の戦いを早わかり⑦】華陽の戦い|秦の将軍・白起が趙・韓軍15万を殺戮【春秋戦国時代】

魏領へ侵攻する秦軍  燕の楽毅が5か連合軍を率いて斉へ侵攻した際、じつは秦も燕の動きに呼応するように出兵し、斉の陰(いん)という都市を占領しました。しかし陰は秦領からは遠く、また、途中で魏領を通る必要もありました。  秦の昭王は秦領と陰を連...
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【『キングダム』時代の戦いを早わかり④】6か国合従軍と秦が激突した函谷関の戦い【春秋戦国時代】

秦の台頭  馬陵の戦いで魏が斉相手に大敗北を喫したころ、西方では秦が着実に国力を高めていました。孝(こう)公(こう)の時代に登用された法(ほう)家(か)・商(しょう)鞅(おう)による富(ふ)国(こく)強(きょう)兵(へい)策が実を結び、一大...