桃源郷の意味
俗世間を離れた理想郷。
桃源郷の出典
『桃花源記』
桃源郷の由来
あるとき、一人の漁夫が岸辺に桃の花が咲いている川をさかのぼっていった。するとそこには、建ち並ぶ家も、一面に広がる畑も、池も、見るものすべてが美しい村里があった。また、そこに暮らす人々は、みな笑顔だった。漁夫が彼らに話を聞いたところ、彼らは秦の時代に戦乱を避けて逃れてきたのだという。漁夫は家に戻ると、さっそくこの村里の話を人々に話し伝えていった。その後、多くの人々がその村里を訪れようとしたものの、結局、誰もたどり着くことはできなかったという。
この故事にちなみ、「桃源郷」は「俗世間を離れた理想郷」のたとえとして用いられるようになった。
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