中国・故事成語の由来|人間万事塞翁が馬

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世界史
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人間万事塞翁さいおうが馬の意味

悪いことがあれば、やがていいことが起こる。

人間万事塞翁が馬の出典

淮南子えなんじ

人間万事塞翁が馬の由来

あるとき、老人が飼っているウマがみな逃げ出してしまう事件が起こったが、老人は平気な顔をしていた。すると逃げ出したウマたちは新たに立派なウマを連れ、老人のもとへと戻ってきた。しかし、老人はそれを喜ばなかった。その後、ウマに乗った息子が落馬し、ケガをしてしまう事故が起こる。ところが、老人はなぜかこれを喜んだ。やがて戦争がはじまり、人々は軍に徴集されることになったが、老人の息子はケガをしているという理由で徴兵を免れ、生き延びることができたという。

この故事にちなみ、「人間万事塞翁が馬」は「悪いことがあれば、やがていいことが起こる」のたとえとして用いられるようになった。

故事成語をもっと知りたい方におすすめの書籍

『中国史で読み解く故事成語』阿部幸信(山川出版社)

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『マンガで分かることわざ・故事成語 上』ゆうきゆう(少年画報社)

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『こども故事成語: 怒髪天を衝く』齋藤孝(草思社)

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