他山の石の意味
どのようなこと・ものであっても、自分の学問や人格を磨くのに役立つこと。
他山の石の出典
『詩経』
他山の石の由来
『詩経』に、次の詩がある。
「他山の石以て錯と為すべし 他山の石以て玉を攻むべし」
意味は「他の山の石でもやすりとなり、石を磨くのに役立つだろう。他の山の石でも玉を磨くのに役立つだろう」。
この詩にちなみ、「他山の石」は「どんなことでも自分の学問や人格を磨くのに役立つ」たとえとして用いられるようになった。











故事成語をもっと知りたい方におすすめの書籍
『中国史で読み解く故事成語』阿部幸信(山川出版社)
中国史のエピソードを添えて、100の故事成語を解説した短編集。言葉本来の意味やその変遷なども踏まえつつ、現代へのメッセージも光る。一般教養としてだけでなく、中国史ファンや漢文の愛好家にも楽しんでいただける一冊。
『マンガで分かることわざ・故事成語 上』ゆうきゆう(少年画報社)
ことわざや故事成語が苦手なイチくんとレイちゃんがことわざ博士に出会い、タイムマシンを使って当時の故事成語を体感してお勉強!知っているようで説明しようとすると難しいことわざや故事成語をゆうきゆうがわかりやすくお届けします!笑って勉強にもなる子供にも読ませたい1冊!
『こども故事成語: 怒髪天を衝く』齋藤孝(草思社)
子どもの語彙力を高めるには、「故事成語」がいちばん!
「五十歩百歩」「塞翁が馬」「君子は豹変す」「呉越同舟」……などの少し難しい漢字が使われる慣用句は、中国の故事・昔話などから出来たもので「故事成語」と呼ばれる。言葉の背景にあるエピソードが面白いので子どもにも覚えやすい。
たとえば「四面楚歌」という言葉は「孤立して誰も助けてくれない状況」を言うが、これは有名な項羽と劉邦の戦いの一節で、項羽が敵に取り巻かれて、自軍の楚の歌が四方から聞こえてきたために、もはやこれまでと思ったという話から来ている。「杞憂」という言葉は昔、杞という国の住人が空が落ちて来やしないかと恐れて、空ばかり眺めていたという故事から生まれた。
言葉の背景となっている故事を楽しい絵と齋藤先生による丁寧な解説で理解しやすいようにした、子どもの語彙力を高め、国語力をつけるための最適の絵入り解説書。