蛇足だそくの意味
余計なものを付け足して、かえって悪くすること。
蛇足の出典
『戦国策』
蛇足の由来
中国・楚の国での話。あるとき、一番早く地面に蛇の絵を描けた者がお神酒をもらうことになった。そこでお神酒を巡り、数人の男が地面に蛇の絵を描き出すことに。やがて一番早く描き終えた者がお神酒をもらうべく、左手で杯を手にする。ところが他の者がいまだ描き終えていなかったことから、蛇の足を付け足し始めた。すると二番目に描き終えた者が「それは蛇ではない」として、お神酒を持っていってしまったとさ。
この故事が由来となり、「蛇足」は「余計なものを付け足すこと」のたとえとして用いられるようになった。
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『中国史で読み解く故事成語』阿部幸信(山川出版社)
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『マンガで分かることわざ・故事成語 上』ゆうきゆう(少年画報社)
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『こども故事成語: 怒髪天を衝く』齋藤孝(草思社)
子どもの語彙力を高めるには、「故事成語」がいちばん!「五十歩百歩」「塞翁が馬」「君子は豹変す」「呉越同舟」……などの少し難しい漢字が使われる慣用句は、中国の故事・昔話などから出来たもので「故事成語」と呼ばれる。言葉の背景にあるエピソードが面白いので子どもにも覚えやすい。言葉の背景となっている故事を楽しい絵と齋藤先生による丁寧な解説で理解しやすいようにした、子どもの語彙力を高め、国語力をつけるための最適の絵入り解説書。